商品は、たくさんの人を対象にしない。「こういう人だけ」対象にする。
- KANBEE INTEL,INC. 山本兼嗣
- 9 時間前
- 読了時間: 4分
「より多くの人に売りたい」
この発想から生まれる商品や広告の多くは、結果的に誰の心にも刺さらない。
これは、多くの企業が無意識に陥っている構造的な問題です。
商品を売るとき、多くの企業はこう考えます。「できるだけ広く届けたい」「多くの人に知ってもらいたい」その結果、ターゲットを明確にせず、誰にでも当てはまりそうな表現を使ってしまう。
しかし、その時点で勝負は決まっています。
なぜなら、現代は“情報を選別する時代”だからです。
スマートフォンを開けば、無数の情報が流れ込んできます。SNSでは、ユーザーは一瞬で「自分に関係があるか」を判断します。
0.5秒でスルーされるか、止まるか。
その判断基準はシンプルです。「これは自分のための情報か?」
違うと判断された瞬間、存在しないのと同じになります。
ここで重要なのは、「たくさんの人に届けること」ではなく、
「たった一人に強く刺さること」です。

マーケティングの基本には、「ターゲット」という概念があります。これは単なる年齢や性別ではありません。価値観、ライフスタイル、悩み、欲望──それらが一致する“特定の人”を指します。
そして本質は、すべての人に向けるのではなく、特定の人に最適化することです。
例えば、化粧品のコピーを考えてみましょう。
× 抗酸化作用でシワを改善できる洗顔クリーム
◯ 使用1年後に鏡を見るのが楽しくなる“イケオジ専用”抗酸化洗顔クリーム
後者は、明確に「誰に向けているか」が定義されています。
この瞬間、対象となる人はこう感じます。
「これは自分のことだ」
この感覚が生まれたとき、無関心だった状態は一気に“興味”へと変わります。
これは単なるコピーの違いではありません。
“誰に向けて設計されているか”という、戦略の違いです。
実際、世界的に成功している企業の多くは、最初から広い市場を狙っていません。
例えばTesla。
同社は当初、大衆向けではなく「高価格帯の電気自動車を求める層」という極めて限定的な市場からスタートしました。
また、Rolexは、“誰でも買える時計”ではなく、「富裕層で、品質とステータスを重視する人」に特化しています。
さらに、アウトドアブランドのYETIは、一般消費者ではなく、「高価格でも耐久性を求めるアウトドア愛好家」という明確な層に集中しています。
彼らに共通しているのは、「誰にでも売ろうとしていない」という点です。
むしろ逆です。
最初は“ごく一部の人”にしか刺さらない設計にすることで、その層において圧倒的な支持を獲得しています。
この戦略には、大きなメリットがあります。
・メッセージが明確になる
・共感が強くなる
・価格競争に巻き込まれない
・ブランドとしての個性が確立される
そして何より、ファンが生まれる

現代は、「モノを売る時代」ではありません。
“関係性”を売る時代です。
そのためには、「誰に向けているのか」が曖昧では成立しません。
あなたの商品は、「こういう人だけ」に向けて設計されていますか?
それとも、「誰にでも当てはまりそうな言葉」で作られていませんか?
ターゲットを絞ることは、勇気がいる決断です。
「対象が減るのではないか」「売上が下がるのではないか」
そう感じるのは自然です。
しかし実際は逆です。
ターゲットを絞ることで、その人たちにとって“唯一の存在”になります。
広く浅く伝えるブランドではなく、狭く深く刺さるブランドへ。
商品は、たくさんの人に売るものではありません。
“たった一人の理想の顧客”に向けて設計されたものが、結果的に市場を広げていきます。
弊社では、商品を売るための表現ではなく、「選ばれる理由」を設計します。
誰にでも届く言葉ではなく、“この人にしか刺さらない言葉”をつくる。
それが、これからのブランド戦略の本質です。
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